ということで、第一回京都市左京区一乗寺にあるクチーナカメヤマにて、第一回の絵画教室が開催されました!
パチパチパチパチ〜最後の方に皆さんの作品も載せています。
11月から開催予定の絵画教室の第一回目の授業は空と雲を描いて頂きました。
ちなみに絵画教室は第1火曜日と第3火曜日の13時〜16時(大人)、16時半〜18時半(子供)で開催しています。(時間変更しました)
興味ある方はこちらの記事もどうぞ。詳細なこと書いてます。
目次
絵画教室初日の参加者は?
参加人数は僕を含めて5人です。
絵画教室を運営していくのはお子さんメインになるかなと思っていましたが、お昼の大人メインの絵画教室が第一回目の授業になりました。
コレはちょっと意外でしたね笑。
あるお子さんに絵画教室行きたいけど、行くところがないって頼まれたけど、おまけ程度で考えてた大人さんの方がめっちゃ熱心だなんて。
やっぱりなんでもやってみないと分からないものですね。
ということで絶賛子供絵画教室の生徒さん募集中です!
埋まってしまうとなかなか空きがでないのは絵画教室の特徴ですので、迷われてるかたは体験会だけでも参加してみてね。
絵画教室開催までの画材の用意
アクリル絵の具
そんなこんなありまして、大人の絵画教室になるとしっかりとした授業にした方がいいのかな?なんて思いまして、お子さんはアクリルガッシュという絵の具を用意したんですが、大人用はアクリル絵の具を用意しました。
アクリル絵の具とアクリルガッシュ絵の具の違いは耐久性と透明度です。
アクリルガッシュはポスターなどに使われることが多く、長期間保存をするために作られた絵の具ではありません。
逆にアクリル絵の具は耐久性に高く、透明色と半透明色、不透明色という3つの透明度があり、より細かい表現ができる絵の具になっています。
簡単に説明するとより良い絵の具がアクリル絵の具になりますね!
ちなみにアクリルガッシュは安価なので練習にもってこいです。
筆
次に筆も用意しました。
子供用の筆も1人10本も用意したんですが、大人用の筆はひとり25本と沢山用意しました。
これは一つに筆は消耗品ということと、筆を変えることで絵の質感が変わっていくことを覚えてもらうためです。
そしてその中でじぶんの気に入った筆を個人で購入してもらえたらと思っています。
こだわってくると筆1本が1000円近くすることは普通ですから、、、、。
パレット
事前準備としてあとは透明なパレットも人数分用意しました。
この透明なパレットはプラスチック?アクリル?になるんですが、木製だと絵の具がくっついて取れないことが多々ありますが、こちらはスッと絵の具が取れるので何度も使い回しできて効率的だと思い購入しました。
ランニングコストを抑えるのはビジネスとしては鉄板ですからね!
用紙と木板
あとはF6の板張りキャンバスにホワイトワトソン紙をA4サイズにカットしてマスキングして事前準備は完了です。
僕はホワイトワトソンをロールで買っているので、切り分けて使いましたが普通にA4サイズでアクリルに使える用紙を買えば問題ないです。
サイズをA4にしているのは単純に小さくて描きやすいからです。
大きいサイズの絵ははどうしても一枚描くのに時間がかかるので、手頃な大きさで授業を進めていきます。
という感じでした。
夏に一度体験会を開いているので勝手が分かっているので、今回は楽でしたね♪
実際に絵を描いてみた!
ということで授業が始まります。
今回はこの作品のような空と雲と海+太陽の眩しい光を描いてもらいます。
なぜこのテーマにしたかというと、いろんな技術がてんこ盛りになってるからです。
絵画を描くというと筆ばかりを使うと思われがちだと思いますが、筆以外の画材をつかうことで面白い作品沢山描けますし、個性が出ます。
また光が当たるところ、影のところ、近く、遠くを意識して描くことでクオリティは一気に上がるので、そういったところを少しでも伝えられたらなと思っています。
まず空を描く技術としてグラデーションを覚えてもらいます。
グラデーションとは濃い色から薄い色にだんだんと変化していったり、青から赤にだんだんと色が変わっていくような技法でして、背景によく使う技術です。
今回は青い空が下の方に行くにつれて白っぽい空になっていく変化を描いてもらいました。
次に中心に光源(太陽)を置いて周りに雲を描いてもらいました。
この雲を描くのが面白いんですけど、なかなか難しいんです!
もちろん描き方はレクチャーするので、理論はわかるんだけどなかなかキャンバスに描くのは難しいんです。
普段何気なくみている雲を全然見れてないことに気づくかもしれませんね。
ということであっという間に3時間が経過して授業は終わりました。
皆さんの感想は楽しかった〜〜〜〜!!
あっという間に終わり〜!!
という高評価を頂けました。
あっという間に終わるということは集中してもらえた証拠ですね。
集中するということは楽しいっていうことでもありますので初回としては上出来だと思います。
皆さんの作品
結構個性がでていますよね!雲の形は決まりがないので、難しい部分もありますが雲っぽくみえることが重要です。
次回では曇の柔らかさが表現できるようになるといいですね。
ちなみに左下が講師の僕の作品です。
教えながら描いていたので、なかなか進まなかったので家に帰ってからかなり描きました。
初回を終えて
絵画教室の初回を終えて、教えるというか正確に技術を伝えるのって難しいと痛感しました。
もちろん人それぞれもっている技量はありますし、個人差があって当然なんですが、どういうアドバイスをすれば良い方向に筆が進むのかというのは僕がもっと知識を蓄えて画力をあげていかないと難しいなと。
特に水分量と絵の具の量のバランスですね。
ここが描き方の個性にもなるんですが、アクリル絵の具は何度も何度も色を重ねていくことで深みが出るので、もう少しその部分を強調できれば良かったのかなと思います。
でもめちゃめちゃ楽しい時間を作れているのは、間違いないのでよしとしましょう笑。
これが仕事だったらめっちゃ楽〜なんておもった絵画教室の初回でした。
集まってくださった参加者の方が素晴らしいということでもありますね。
僕は知っていても初対面の方ばかりだったんですけど、みなさん笑顔で絵が好きな気持ちが伝わってきて気持ちよかったです。
ということで次回は海の部分を描いて全体を仕上げていってもらいます。
次回もお楽しみに^^