こんにちは京都府京都市左京区一乗寺クチーナカメヤマ絵画教室です!
今回は前回の引き続きで石膏デッサンにチャレンジしてもらっています。
最初に芸大受験風の石膏デッサンの描き方の解説をします。
前回はこちら⬇︎
芸大受験風の石膏デッサン
まずは構図を決めて、形を取っていきます。
次に光の方向を決めます。今回は左上からの光です。
(最初はなんじゃこりゃーからスタートでした笑。)
次に白い石の凸凹した質感を表現していきます。
石膏は白い石の塊なので、無機質な立体感が出るように描いていきます。
石膏の凸凹の方向を見つけて、曲線や直線などを使い凸凹に合わせて描いていきます。(円柱や球体の基本デッサンの応用です)

最後に細部を細かく描写していきます。
最初に描いた輪郭や目や鼻口などのパーツなどの位置も微調整していきます。
髪の毛の立体感や彫りの深さ、光の当たる部分と影の部分のコントラストを高めて立体感をより強調し、濃ゆくなる部分をとんがった鉛筆でピンポイントに描写します。
ティッシュでぼかす部分と線を強調する部分を描き分けることで、立体感がより強調されます。(影になっている部分をティッシュなどでぼかすことで、光があたってる部分との描きわけができ、距離感(凸凹した質感)を与えることができます。)
パーツに捉われすぎずに全体を白い石の塊として見て、細かい立体感や質感を探して描きます。(パーツも大事だけどパーツ以外も大事ってことです)

こんな感じが芸大受験の石膏デッサンのスタンダードな描き方です。
全体を描いて少しずつ全体のクオリティを高めて、段々と濃ゆく繊細に描いていき、バランスよく描写していくかんじです。(受験では時間との勝負になるので、全体のまとまりを意識しながら仕上げていくのが大事だと思いました。)
1箇所だけ緻密に描いて時間切れで終了になってしまうと、バランスが悪くなっていしまいますからね。常に全体を見ながら、より石膏の質感を違和感なく描けるようになれば芸大にも入学できると思います😊芸大を目指してる方頑張って!!
石膏デッサンを極めていくのもたのしそ〜と思うほど勉強すればするほど奥が深いですね。
生徒さんのおしゃれ石膏デッサン

いやぁ〜おしゃれですね〜✨✨
今回は画用紙を使い鉛筆を寝かせて描いてもらうようにして、線の強調を控えたデッサンをしてもらいました。
石膏デッサン特有の細かい描写はないんですが、全体的にぼかした感じがセンスを感じる作品になっています。
先ほど石膏デッサンの芸大受験のスタンダードの描き方を紹介しましたが、デッサンに正解は無いので、こういう作品もありですし、むしろ良いと思います😊
芸大受験だとどういう評価になるかは分かりませんが、芸大受験風石膏デッサンは知識と描き方を覚えて描くものなので、逆にこういった個性を重視したデッサンの方が難しいかもしれません。
料理で例えるならば基本のパスタの作り方を披露するのが受験で、一定レベルのパスタを作れるかでその人の技量を測ります。
今回の作品は表現力豊かな創作パスタです!
オリジナリティ溢れる作品になるので、センスが問われますよ〜〜
表現力で描いた印象派のデッサン!と言ったらいいのかな?
ワインラベルのパッケージにありそうな素敵でカッコイイ出来栄えです😊
お砂糖入れも描いてみました。
講師の僕は今回はコーヒーのお砂糖入れを描いてみました。
上から見下ろす構図で描いたので、ちょっと歪んでるようにも見えますが、、笑
おおまかな形は取れたので、これからディテールを細かく描写して、より立体感と質感を表現できたらと思います。

まとめ
6月の授業はこれで終了です。
次回はどんな絵を描いてもらうか考え中でございます。
それにしてもデッサンって面白いですね!
白黒で描くので色の表現力を使わない分、モチーフの質感をより観察する力が必要になりますし、消しゴムですぐ修正ができるのでトライアンドエラーが容易なのも楽しいです。
少しづつ積み上げていき、だんだんと完成度が高まっていくのは描いていても楽しいですよ😊
鉛筆と消しゴムと紙さえあればどこでもデッサンできるのでぜひあなたもチャレンジしてみてくださいね!
リアル絵画教室も生徒さんお待ちしてますので、お気軽にご連絡ください。
初心者の方も大歓迎ですので、絵が下手だから皆さんレベル高そうで、、、って方も気軽に体験会だけでも参加してみてください🙌
皆さんニコニコした方ばかりなので楽しいと思いますよ♪
だれだって
さいしょはふあん
やるまでは
かめお
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