京都市左京区一乗寺、京都芸術大学の近くで月に2回開催しているクチーナカメヤマ絵画教室です。〜アクリル絵画にニスを塗って仕上げていきましょう〜
この絵画教室は大人の趣味の絵画教室ということで、マックス5人程度の少人数の生徒さんと一緒に3時間程度絵を描いています。
まだ参加できますので、絵を楽しく描いてみたいと思ってる方はお気軽にご連絡くださいね!
前回はこちら
今回は生徒さんは大谷君を描いていて、講師の僕は花火を完成させる、もう1人の方は内緒の制作をやっていく流れです。
生徒さんの大谷翔平(途中)

大谷翔平選手めちゃちゃ良いです。前回球場を描いてらっしゃったんですが、それを白紙にして、大谷選手をある程度自宅で描かれてからの参加です。
鉛筆デッサンで何度も大谷選手を描いていた成果もあるようで、大谷翔平さんと一目で分かりますよね!
ヘルメットやユニフォームの質感、腕が前に出ている様子など、描写も素晴らしく背景の色彩がゾーンに入っている大谷翔平選手のようで、これはホームラン期待できますね😊
花火の完成までの制作過程を紹介
今回は絵画を仕上げる過程を紹介します。
まず自分が納得するまで作品を仕上げます⬇︎

ニスを塗る
次に作品が乾いてからニスを塗ります。
ニスを塗ることで絵の具本来の発色が発揮できます。
ニスを塗る前にサインを入れておきましょう。
サインを入れることで作品が完成した証になります。
基本は右下に入れることが多いですが、キャンバスの裏側にサインを入れる人もいます。

ニスの種類
ニスの種類は基本的に3種類あります。
ツヤあり、ツヤなし、ツヤ半分の3種類です。
ニスには画面保護効果がありますので、(UVカットなど)作品をきれいな状態で長持ちさせることができます。
僕はホルベインのクリスタルバーニッシュ(ツヤあり)を使うことが多いですが、作品によって使う種類を変えてもいいですし。混合してツヤありだけどちょっとツヤツヤしすぎないように調整することも可能です。
スプレータイプのニスもありますが、厚塗りが難しいので液体タイプの方がおすすめです。
ニスの塗り方
ニスの塗り方は好みのニスを小さな容器に入れて水を少量加えて、泡が立たないように混ぜて、薄い層を何層にも重ねるように塗っていきます。
一層を塗って乾かして、もう一層を塗って乾かして、もう一層と2回から3回塗ると綺麗に絵の具が発色します。
ニスを塗るのは刷毛でも良いですが、カットしたスポンジを使ってニスを塗るのが一番綺麗で楽に塗れます。
刷毛の場合は筆跡が残りやすいのと、千切れた刷毛が作品にくっつくことがあります。
その刷毛を取り除こうと思うとピンセットなどで丁寧に取らなければならず結構大変なので、スポンジが楽です。
スプレータイプはムラが出なく、毛が付くこともないので楽ですが、あまりニスを塗ってる感がでないです。(発色の変化が感じにくい)
注意点
ニスはネバネバしているので、髪の毛や埃を吸着しやすいです。
その状態で乾燥してしまうと作品に埃や髪の毛などがくっつくので、ニスを塗ってる間は掃除厳禁です。
紙にニスを塗る場合は塗っていくと紙が反ってくるので、しっかりと固定してからニスを塗りましょう。反りは乾燥していくと治り、真っ直ぐになります。
ムラにならないようにサササッと全面を塗りましょう。
作品の完成

ニスを塗ることで鮮やかさが蘇りきれいな発色の状態をキープできます。
額装
お部屋に飾る場合は額装をするともっと素敵になります。

どんな額縁が合うか分からない場合はスマホのアプリや額縁シュミレーターでシュミレーションできます。⬇︎
額縁で作品の表情はかなり変わるので色々試してみてください😊
おもしろいですよ〜
照明
部屋に作品を飾るときには間接照明やスポットライトを当ててあげると作品がより素敵に見えます。
展示会などでも作品が際立つように照明を当ててたりしますので、柔らかい光を当ててあげてください。
まとめ
ということで今回は、作品の完成までの一連の流れを紹介してみました。
最後の一手間をかけることでグッと作品が良くなりますので、一度トライしてみてください😊