こんにちは亀山です。

今回のデッサンは立方体の描き方を勉強して頂きます。

デッサンの基礎授業はこれで終了です

卵、球体、円柱、立方体と基礎のデッサンを学んでいただいていましたが、今回が最後の基礎デッサンになります。

 

ちょっと退屈だったかもしれませんが、球体、円柱、立方体の描き方を学んで頂けるとほとんどのものが描けるようになります。

というのも世の中のものはこの3つの要素の組み合わせが変化したものばかりだからですね。(全てではないですが)

 

まず丸いものが描けるようになれば楕円形のものも同じ要領で描くことができます。リンゴやバナナなども球体の延長です。光と影の要素に表面のディテール(質感)を描けば描けるようになります。

次に円柱が描けるようになれば瓶や空き缶、グラスなども描けるようになりますし、立方体が描けるようになれば箱や建物が描けるようになります。

 

デッサンは白黒ですが、アクリル絵画はこれを着彩して表現していくだけです。

という感じで、言葉では簡単ですが、基本のデッサンは全ての絵画の基礎になるので、この部分を強化していくことで絵画に説得力が出るようになります。

 

僕はそこまでデッサン上手ではないですが、基礎知識を頭に入れて描けば描くほど上手になりますので、時間を見つけては身近なものを描いてもらえれば基礎画力は向上していきます。

 

立方体を描く (動画解説)

動画はこちら

 

立方体の描き方ポイント

まず1点透視図法で立方体を描く時は正方形を描きます。

次に正方形から45度くらいの角度で斜めに線を引きます。
この時左右の斜めの線は45度より少し角度を緩めて線を引きます。
3つの斜めの線を伸ばしていくと交わる(消失点)ができるように角度を付けてください。

影の描き方は今まで学んできたことを実践してもらえれば大丈夫だと思います。平面なので直線を使い影を描いていきます。斜めの線も入れていいですが、曲線は使いません。

床の設置面付近は反射光を意識して描きます。

透視図法の説明

特に建物や箱物を描く時にこの知識があると、違和感なく描けるようになります。

立方体を斜めから見た構図です。

正面のアングルより立体感が強調されます。

下から見上げたアングルの3点透視図法です。
縦のラインが垂直(90度)ではなく斜めになります。

立体感&奥行きが出る構図です。

 

透視図法別の絵画説明

次に実際の絵を用いて透視図法別に紹介します。
透視図法というと何言ってるのか良く分からないと思いますが、実際の絵にしてみると結構当たり前のことだとご理解いただけると思います。

 

正面からの絵画は立体感があまり出ません。

建物が斜めに配置されているのが分かると思います。
建物の立体感が強調されています。

最後に3点透視図法で描いた絵画です。
下から見上げるアングルで描くことにより、ダイナミックさと奥行き躍動感が出てきます。

まとめ

今回は最後の基礎デッサンということで立方体のデッサンを描きました。

球体や、円柱に比べると直線で影を描くので簡単だったと思いますが、透視図法を紹介したので少々難しかったかもしれません🤔

 

次回はちょっと難しいデッサンに挑戦してもらって、その後アクリル絵画の授業に入っていこうと思います。

難しいと言っても簡単に描く方法も紹介して補助を使ってちょっと難しいデッサンに挑戦してもらおうと思います。

では描いたらまた送ってくださいね😊

失敗の数を増やしていくことが成功への近道なので、チャレンジだけはしていきましょう!!