こんにちは亀山です。
今回の授業は絵を描くのが苦手な人がよくやりがちな特徴をご紹介してその改善策を学んでいただきます。
絵が苦手な人の特徴
心の目で描いている。
絵が苦手な人ほど心の目で描いて、絵が上手い人ほど参考資料を用意するというのを聞いたことがありますか?
例えばドラえもんを描いてください。と言われた時に頭の中にあるドラえもんを描こうとするのが絵が下手な人の特徴です。
絵が上手い人はきちんと資料を用意します。
そして資料を見ながらドラえもんを描きます。これだけで絵は格段と上手くなります。
頭の想像の中の絵画を描けるようになるには、たくさんのアウトプットが必要です。
まずはきちんと資料を用意してその資料をもとに絵を描いていきましょう。
有名な漫画家さんもたくさんの資料を参考にして絵を描いてますので、見本となるものを用意することは非常に大事です。
一発描き
次に絵が苦手な人がやってしまう特徴はいっぱつ描きです。
いっぱつ描きとはどのようなことを表しているかと言うと、寸法などの情報を取らずにそのまま描いていくことです。
例えば六角形を描いてください。と言われて、一本の線で六角形を描こうと思うと難しいです。
ですが、上下にラインを引いて間をくの字で繋げると簡単に綺麗な六角形が出来ます。
慣れてきたらいっぱつで描いてもいいですが、いっぱつ描きで上手くいかない場合は寸法を意識して描くようにしましょう。
パーツに分けて考える
動物などの形を取る時に使えるテクニックとして、パーツに分けて考える方法があります。
例えばワンちゃんを描くとして、頭を耳と中心、鼻と口の4分割にしてみてください。
この時三角形や六角形、丸などの図形で大まかな形を取ります。
そうすると耳の位置、目の位置、鼻の位置、口の位置などの顔情報がバランスよく配置できます。
次にその図形を滑らかに変換していきます。
そうするとワンちゃんの顔がいい感じに出てきます。
この図形は補助線のようなもので、パーツの位置関係をしっかりと把握するだけで、バランスの取れた絵が描けるようになります。
全身の場合でも同じような感じで、関節部分やお尻、しっぽなどパーツパーツに細分化して大まかな位置関係を取ることで良い感じに描けます😊
絵が上手くなるワンポイントテクニック
次に画力を上げるテクニックとして有効なテクニックをご紹介します。
このテクニックはプロの方もよく使うテクニックなので、参考にしてください。
① 描いた絵を遠くから見る
まず一つ目は描いた絵を遠くから見るです。
絵を描く時はどうしても描いている部分を強調して見る時間が長くなります。
そうするといつのまにか全体のバランスが狂っていることがあります。
近くで描いている時には気づかないんですが、離れてみるとなんか違和感を感じる。
みたいになることが多々ありますので、上手くかけたなと思ったら遠くから見てバランスをチェックしてみましょう。
これだけで絵が上手になりますよ!
② 写真に撮ってみる
次に写真に撮って見てください。
これの意味も遠くから見るに近い意味になるんですが、写真にとることで客観的に作品を見ることができます。
また写真は反転させることもできるので、バランスが狂ってないかを簡単に調べることができます。
描いた絵を遠くから見て写真に撮って確認する。そして修正する。
これだけで絵が上手くなりますので、ぜひ活用してみてください。
ちなみに携帯のレンズで写真を撮るのと肉眼で見る景色は違います。
携帯のレンズだと画面中央が強調されてしまうという特性があります。
さらに自撮りをすると鼻が強調されて大きくなります。
これを解消するには2倍ズームで写真を撮ると良いです。
自撮りでも使えるテクニックですが、2倍ズームにすることで歪みがなくなりますので、自然な感じの写真になります。
③大きな紙に描く
最後のテクニックは描く前の話になるんですが、より大きな紙に描くことで画力は上がります。
授業では時間の都合上A4サイズくらいで授業を進めていきますが、大きな紙に大きな絵を描くと画力がアップします。
これは何故かと言うと、大きく描くことは単純に難易度が高いからです。
小さい絵は手を動かす範囲も狭いですし、絵の具で塗る量も少しです。
けど大きな絵になると全部が大きくなり、1ミリのずれが最終的に大きなずれになっていくみたいな感じで、非常に難易度が高くなります。
ということで小さい絵を描くのが慣れてきたら大きな絵にもチャレンジしてみてくださいね!
今回は以上です。
ぜひ資料を用意すること、パーツパーツに分けて考えることを意識してみてください。